普段は着物派でも、夏になると浴衣を着る機会が増える方もいらっしゃることでしょう。
浴衣は年に数回しか着る機会がないため、長期間クローゼットに保管していることが多いものです。
お出かけのとき、いざ浴衣を着ようとしたら「腰紐がない!」という困った経験をされた方もいるかもしれません。
千円以上する腰紐は、浴衣を着るための小物としては高価なものです。年に数回しか使わないので、買い替えるのはもったいないと感じる方もいるのでは。
そんなときは、家にあるものや安価なもので代用することもできます。
今回は、その方法についてご紹介します。
浴衣の腰紐代用品 衣類からおすすめの4つ
最初に身近な衣類関連の中から浴衣の腰ひもの代用品になるものをご紹介します。
ストッキング
普段からストッキングを愛用している女性は多いと思いますが、気がついたら伝線していたり、破れてしまっていたりすることもありますよね。
このような状態のストッキングは、捨てる前に腰紐の代用品として再利用することができます。
具体的には、ストッキングの付け根部分を切り落とし、腰紐として結ぶという方法です。
普段と同じように浴衣や着物などを着る際に使うことができ、また付け根部分を切り落とすことで、2本分の腰紐ができるので、初めて着付けをする人でもかなり簡単に使うことができます。
さらに、ストッキングには伸縮性があるため、お腹周りが締め付けられることもなく、食べ過ぎた時などにも快適に着用できます。
お祭りなどでたくさん食べたいという時には、腰紐の代用品としてストッキングを利用するという方法もありますよね。
つまり、ストッキングは伝線してしまったり、破れたりしても、捨てる前に腰紐として再利用することができる代用品として、非常に便利な存在なのです。
Tシャツ
昔着ていたけどもう着ないTシャツ、捨てる前に腰紐の代用品として再利用してみましょう。
Tシャツは柔らかいので、腰紐として使うには細く切って使うと良いです。
また、編み込むことでしっかりとした腰紐になります。
Tシャツを切って残った布は、雑巾としても使えます。
掃除に使うと繊維が細かいので、汚れがしっかり落ちますよ。
浴衣にも合う和柄のTシャツだったら、腰紐だけでなく、帯揚げ代わりに使うこともできます。
お金をかけずに浴衣のアレンジを楽しめますね。
ベルト
浴衣の着付けには腰紐が必要ですが、細いベルトも腰紐の代用品として利用することができます。
細くて丈夫な素材のベルトは、ウエストの調節も容易であり、初心者でも簡単に着付けができます。
もしベルトを持っていない場合でも、100円ショップやしまむらなどで手頃な価格で購入できるので、手軽に準備することができます。
さらに、着物を脱いだ後もファッションアイテムとして活用することが可能で、素材や色にこだわって選ぶことで、長く愛用することができます。
手ぬぐい
浴衣の着付けには必須のアイテムである腰紐。
しかし、腰紐を持っていない場合でも、手ぬぐいを代用品として使うことができます。
手ぬぐいは、腰紐の材質にもかなり似ているため、代用品として使いやすいです。
しまむらや100均など、手軽に購入することができます。
ただし、手ぬぐいでは長さが足りないですね。
その場合は、半分に切って縫い合わせることで長さを出すことができます。
この際には、ミシンで縫い付けることができれば一番安心ですが、手縫いでも問題ありません。
ただし、着付けの際に解けたり、取れてしまわないように、しっかりと細かく縫い合わせることが必要です。
手ぬぐいは細めのベルト同様、ウエスト調節が簡単で失敗が少なく、着付け初心者でも取り扱いやすい代用品です。
浴衣の腰紐代用品 日用品からおすすめの4つ
今度は日用品の中から浴衣の腰ひも代用品を見ていきましょう。
ビニール紐
腰ひもを用意するのが面倒くさいときや急に必要になった場合、新聞紙を破棄する際に使うビニール紐が代用品として活用できます。
ビニール紐は長さがあるため、どんな体型の方でも使うことができます。
また、100均などでも手軽に購入でき、余った場合も新聞紙や段ボールを捨てるときや引っ越しのときに使えるので、無駄になることはほとんどありません。
ただし、ビニール製で伸縮性がないため、肌に食い込むと痛いことがあります。
そのため、結ぶ際は通常よりも少し余裕を持って結ぶことや、食事を控えめにすることなどの注意が必要です。
包帯
浴衣の腰紐に代わるものとして、怪我をした時に使う包帯が便利なアイテムです。
伸縮性があり、包帯自体が長いため、体型に合わせて使うことができます。
また、100均やコンビニでも手軽に購入できるため、急な場合でもすぐに手に入れることができます。
一つ購入すれば、浴衣の腰紐2本分としても使え、コスパも良いですね。
使用した後は怪我をした時に備えて保管することもできますし、汚れてしまっても安価で購入できるため、捨てるのも気軽です。
注意点としては、伸縮性が高いため、結ぶ際にしっかりと固定するのが難しい場合があります。
そこで、2重3重と巻きつけることで、しっかりと結ぶことができます。
のこった時は、怪我をした時に備えて常備しておくこともできますね。
ラッピングリボンテープ
プレゼントを包む時に使うラッピングリボンテープが余った場合、浴衣の腰紐の代わりに使えます。
長さを自由に調節できるため、ウエストサイズに合わせて使うことが可能。
手芸店や100円ショップで手軽に入手できるので、家にない場合でもすぐに購入できます。
ただし、購入する前に必ず長さを確認することが大切です。
購入してから長さが足りなかったり、余ってしまったりしても使い勝手が悪くなってしまいますからね。
輪ゴム
輪ゴムはほとんどの家庭に備わっているでしょう。
この輪ゴムを腰紐の代わりに使うことができます。
腰に巻きつける必要がないので、手軽でとても便利です。
また、どこにでも手軽に購入できるのも魅力の一つです。
子ども時代に戻ったつもりで、輪ゴムを組んで使ってみましょう。
まとめ
夏になると浴衣を着用する機会が増える方もおられることでしょう。
しかし、浴衣には必要な腰紐があり、紐がない場合は腰紐の代用品を使用する必要があります。
腰紐の代用品として8つの選択肢があります。
代表的なものとしては、伝線したストッキング、Tシャツ、ベルト、手ぬぐい、ビニール紐、包帯、ラッピングテープ、輪ゴムなどがあります。
例えば、伝線したストッキングは捨てる前に腰紐の代用品として活用することができます。
また、手ぬぐい、包帯、ビニール紐などは100均やしまむらなどで低価格で入手することができます。
確保しておいた腰紐の代用品は後々、役立つことがありますので、購入しても安心です。