七夕劇は、織姫と彦星などの有名なキャラクターを使った物語で、演技にはドラマティックな表現が必要です。
今回はだれでも簡単にすぐに出来るように短めの台本を考えてみました。
一人一人が役になりきって、みんなで協力して素晴らしい舞台を作り上げましょう。
七夕劇の台本：幼稚園児向け【おりひめとひこぼしの七夕祭り】
最初に幼稚園児向けの台本です。
【登場人物】織姫(おりひめ)・彦星(ひこぼし)・天の川(あまのがわ)・短冊(たんざく)
【ストーリー】
場面1:(織姫と彦星が別々の場所に立っている)
織姫: (天を見上げながら) ああ、彦星様、今日は七夕ですね。
彦星: (天を見上げながら) そうだね、織姫様。今日は一年に一度だけ会える日だ。
場面2:(天の川が現れる)
天の川: (大声で) お待たせしました！私が天の川です。今日は特別な日、織姫様と彦星様が会える日です。
織姫: (喜んで) 天の川様、ありがとうございます！
彦星: (喜んで) ありがとう、天の川様！
場面3:(短冊が現れる)
短冊: (大声で) 私が短冊です。皆さん、願い事を書いてください。
織姫: (短冊に向かって) 私は来年も彦星様に会えますように。
彦星: (短冊に向かって) 私は来年も織姫様に会えますように。
場面4:(全員が集まる)
天の川: (大声で) それでは、皆さん、願い事を叶えるために、一緒にお祈りしましょう。
(全員が手を合わせてお祈りする)
全員: (一斉に) 願い事が叶いますように。
(幕)
七夕劇の台本：小学生向け【星と願いの夜】
続いては小学生向けです。
少しドラマチックになってます。
【登場人物】 おりひめ ・ひこ星の王子 ・父親 ・母親 ・動物たち（任意の数、例えばうさぎやキツネなど）
【セット】 ・夜空 ・笹飾りの木
【ストーリー】
場面1:（セット：夜空に笹飾りの木が映し出されている。おりひめが登場する。）
おりひめ：ああ、私は天の川の彼方にいるから、ひこ星の王子様に会うことができないんだ。でも、願いが叶うならば、一緒に七夕を祝いたいな。
場面2:（ひこ星の王子が登場する。）
ひこ星の王子：おりひめ様、こんにちは！私もあなたに会いたくて、こっそりと地球にやって来ました。一緒に七夕を祝いましょう！
おりひめ：本当に？それは嬉しい！でも、どうやって笹飾りを作るのかな？
ひこ星の王子：大丈夫です！私が笹飾りを用意してきました。早速、飾り付けを始めましょう！
場面3:（おりひめとひこ星の王子が笹飾りを飾る。）
父親：おりひめ、ひこ星の王子。七夕の準備は進んでいるかい？
母親：どうぞ、召し上がってください。
場面4:（動物たちが登場し、一緒にお団子を食べる。）
おりひめ：これで、七夕の準備は完了ですね。でも、ひこ星の王子、もうすぐ私は天の川に帰らなければならないの。
ひこ星の王子：そうですね。でも、いつでも会えるように、私たちの願いを書いて、笹の葉に吊るしましょう。
場面5:（おりひめとひこ星の王子が願い事を書く。）
おりひめ：これで、私たちの願いも叶えられるはず！ありがとう、ひこ星の王子。
ひこ星の王子：こちらこそ、ありがとう。私も楽しかったです。また会いましょう。
（おりひめとひこ星の王子が別れる。動物たちがお辞儀をする。）
(幕)
七夕劇の台本：中学生向け【七夕の奇跡：織姫と彦星の再会と結婚】
最後は中学生向けです。
一般の中学生向けですと、本格的なものが多いですが、こちらは誰にでも簡単に出来るようになっています。
【登場人物】織姫・彦星・星の神様・牛飼いの少年
【ストーリー】
場面1：星の神様の登場
（星の神様が現れる）
星の神様：「こんにちは。私は星の神様です。」
場面2：牛飼いの少年の登場
（牛飼いの少年が現れる）
牛飼いの少年：「こんにちは。私は牛飼いの少年です。」
星の神様：「こんにちは。何か用かしら？」
牛飼いの少年：「いいえ、何でもないです。」
星の神様：「あら、それではつまらないわ。何かお願いはないの？」
牛飼いの少年：「ええと、母の病気が治りますようにとお願いしたいのですが。」
星の神様：「そうですか。それなら、私が願いを叶えてあげましょう。」
場面3：織姫と彦星の登場
（織姫と彦星が現れる）
星の神様：「あら、織姫と彦星。」
織姫：「はい、こんにちは。」
彦星：「こんにちは。」
星の神様：「今晩は七夕ですね。織姫、彦星、お願いがあれば私が叶えてあげますよ。」
織姫：「私は、彦星と再び会えることを願います。」
彦星：「私は、織姫と結婚できることを願います。」
星の神様：「それでは、願いを叶えましょう。」
場面4：願いが叶う
（織姫と彦星が再び会い、結婚する）
牛飼いの少年の母親も病気が治り、幸せが訪れる。
星の神様：「良かったですね。七夕の願いは大切なものです。」
牛飼いの少年：「ありがとうございます。星の神様にお願いすることで、母親が劇的に回復しました。」
織姫：「彦星と結婚できて本当に良かったです。」
彦星：「私も、織姫と結婚できたことに感謝しています。」
星の神様：「これからも毎年、夏の七夕を楽しんでね。」
全員：「はい、ありがとうございました。」
（全員舞台を去る）
終わり。
(幕)
まとめ
幼稚園児、小学生、中学生向けに、七夕の劇の台本を紹介しました。
それぞれに合ったストーリーや登場人物が描かれており、七夕の雰囲気を楽しめます。
幼稚園児向けは、短いセンテンスで構成され、小学生向けは、よりドラマチックなストーリーと登場人物が描かれ、中学生向けは物語の深みを表現しています。
七夕の祭りの雰囲気を共有することで、日本の伝統文化に触れ、子供たちの感性を育むことができます。
