ニュースで桜が咲き始めたと知って、お花見を計画しようとしたら、既に満開だったこともありますよね。
満開から花が散るまでの期間が分かれば、焦らず楽しめるでしょう。
やはり満開の桜を見ると、心が躍り春を感じられます。
ソメイヨシノなどの一般的な桜は、満開から散り始めるまでの期間が、天候や気温によって変わります。
地域や種類によって、長く楽しめる桜もあれば、短期間で散ってしまう桜もあります。
それぞれの桜が楽しめる期間の違いをご紹介します。
桜の満開から散るまでの期間
桜の満開から散るまでの期間は、どのくらいなのでしょうか。
満開の状態
桜の満開とは、80%の花が開いた状態を言います。
100%の花が咲いているわけではありませんので、お間違いのないようにしてください。
これを聞くと、まだ時間があるように感じられます。
桜が満開とされるのは、80%の花が開いた時点で、最も本来の色に近いからだと言われています。
咲き始めは、中心部が白や緑っぽく、散り始めると赤みが強くなります。
桜の色を観察すれば、咲き始めか散り始めかが分かります。
満開とは80%の花が咲いた状態で、そこから100%の花が咲くまでには約2~3日かかると言われています。
散るまでの期間
桜の満開から散るまでの期間は、おおよそ1週間と言われています。
ニュースなどで「満開」と報じられても、まだ少しだけ余裕があります。
ただし、花が100%すべて開くと、次第に葉が出始めてきます。
桜のピンクの花に緑の葉が混ざるので、純粋に桜の花だけを楽しみたい場合は、満開の少し前や満開時にお花見に行くことをおすすめします。
さらに、桜の種類や地域によっては、満開から散るまでの期間が長くなることもあります。
また、標高や気候の違いによって、開花時期も異なります。
例えば、山間部では都市部よりも開花が遅れることがあります。
そういった地域差を考慮して、最適なお花見のタイミングを見つけましょう。
桜の開花情報や天気予報を活用して、桜が満開から散るまでの短い期間を逃さずに楽しむことができます。
桜は散り際も美しいと言われています。
花びらの赤みが強い方が見栄えが良いのでしょう。
ソメイヨシノなどの一般的な桜の場合、満開から散るまで約1週間です。
しかし、風が強かったり雨が降ったりすると早まりますので、天気予報はこまめにチェックしましょう。
地域で異なる桜の開花・満開・散るまでの期間
桜が開花から満開になるまでの期間は、通常1週間から10日程度とされています。
しかし、その期間は地域によって変わります。
- 北海道 :約4日
- 北陸・東北 :約5日
- 関東から九州:1週間~10日程度
- 沖縄 :10日~20日程度
北海道や沖縄ではソメイヨシノが自生していないため、品種が異なりますが、開花から満開までの期間は地域ごとに様々です。
南へ行くほど、その期間が長くなる傾向があります。
満開が地域ごとで違いますので、散るのも満開に合わせて時期が変わります。
また、満開時期の気温によって、満開から散るまでの期間が変わってくることが有ります。
同じ桜でも生育環境によって変化するのは興味深いですね。
種類で異なる桜が咲き続ける期間
桜には、自生している10種類の原種があり、それらが交雑して100種類以上の品種が生まれています。
さらに、園芸品種では200から300種類の桜が存在すると言われています。
桜の多様性には驚かされますね。
ソメイヨシノ、エドヒガンザクラ、ヤエザクラ、カワヅザクラといった品種は、満開がどれくらい続くのでしょうか。
日本の桜の約80%はソメイヨシノで、満開から散るまでの期間は1週間程度と短いです。
エドヒガンザクラも同様に、1週間程度ですが、開花時期はソメイヨシノよりも早く、春のお彼岸頃に咲くことからその名がついています。
ヤエザクラは開花がソメイヨシノより遅く、満開の期間も1週間以上と長めです。
ソメイヨシノの花見に間に合わなかった場合、ヤエザクラで再挑戦できますね。
カワヅザクラは早咲きで、2月上旬から花が開き始めます。
特に静岡県で有名です。
満開から散るまでの期間は、1週間から10日程度で、ソメイヨシノよりも少し長いです。
桜の開花、満開から散るまで:まとめ
今回は、桜の満開から散るまでの期間や、満開がいつまで続くか、さらに地域や品種によって楽しめる桜の時期がどのように異なるかをお伝えしました。
様々な地域で多種多様な桜を堪能できるのは素晴らしいことですね。
桜は開花から散るまでのどの時期でも魅力があります。
満開の桜をお花見で楽しむのも良いですし、風に舞う桜の景色も風情があって素敵です。
桜の花が楽しめる時期は、開花から散るまで約2週間程度です。
その短い期間の中で、最適なタイミングで桜を堪能できると良いですよね。
桜吹雪の中でお花見をするのも楽しいですが、お弁当を外で食べたい場合は、花びらが入らないよう注意したいですね。