鉢植えの桜が枯れるを防ぐためには、植え替えが必要です。
桜は大木になると思われがちですが、小さく育つ品種なら鉢植えでも可能です。
しかし、鉢植えの桜は植え替えを定期的に行わないと、花が咲かなくなったり、枯れてしまったりする危険があります。
この記事では、鉢植えの桜の植え替えの方法や時期、適切な土の選び方などを紹介します。
鉢植えの桜で春の風物詩を楽しみましょう。
鉢植えの桜が枯れるを防ぐ植え替え手順
鉢植えの桜をかれさせない植え替えの手順をお伝えします。
植え替えに必要なもの
植え替えには次のものが必要になります。
植え替えは速やかにやるのが必須ですので、途中で慌てないように準備をしておきましょう。
- 新しい鉢(古い鉢より一回り大きいもの)
- 用土(赤玉土と腐葉土を混ぜたもの)
- 鉢底石(鉢の底に敷くもの)
- スコップ ハサミ(根を切るために)
- 割り箸(土をならすために) 支柱
植え替えのやり方
続いて、植え替えのやり方です。
しっかりと順番を確認してから、取り掛かりましょう。
時間をかけすぎると桜に影響が出てしまいます。
- 鉢植えの桜を鉢から抜きます。
- 根が鉢に巻きついている場合は、根鉢の下と横の根を少しほぐします。
- 古い土は3分の1くらい落とします。
- 新しい鉢の底に網を敷いて、鉢底石を5センチほど入れます。
- 鉢の真ん中に桜を置いて、鉢の縁から少し低くなるように土を足したり減らしたりして調整します。
- 鉢の隙間に用土を入れていきます。
- 割り箸で土を突いて、根にも土が行き渡るようにします。
- 土を入れ終わったら、支柱を立てます。 支柱は桜が倒れないように固定します。
- 水をたくさんあげて、日陰で根が落ち着くまで様子を見ます。
- 1ヶ月後に肥料をあげます。 芽が動き出したら、だんだん日に当てていきます。
鉢植えの桜が枯れるを防ぐ植え替え頻度
鉢植えの桜を枯れさせないためには、植え替えの頻度に注意しましょう。
桜の根は弱くて傷つきやすいので、植え替えのときに根鉢を崩すのは避けたいです。
しかし、植え替えをしないと、根が鉢いっぱいに回ってしまい、桜の成長が止まってしまいます。
植え替えをするときに根鉢を少し崩すだけで済むように、鉢の大きさに合わせて植え替えのタイミングを決めましょう。
一般的には、4〜5年に一度は植え替えるのがおすすめです。
ただし、鉢底から根が出てきたら、年数に関係なく植え替えが必要です。
鉢の大きさによる植え替えの目安は以下の通りです。
6〜7号鉢・・・2年に一度 8号鉢以上・・・3年に一度
鉢植えの桜が枯れるを防ぐ植え替え時期
桜の鉢植えは、花の開花時期に合わせて植え替えるのがポイントです。
一般的な桜は、花が咲く前の1月下旬〜2月上旬に植え替えます。
早咲の桜は、花が咲く前の12月に植え替えます。 早春に植え替えると、根が十分に働かないので花が小さくなってしまいます。
鉢植えの桜に適した用土の選び方
続いては、植え替えに使う用土についてです。
適した用土を選ぶ必要があります。
鉢植えの桜に良い用土の配合は次の通りです。
- 赤玉土(小粒)・・・70%
- 腐葉土・・・・・・・30%
用土には肥料は入れないでください。
鉢植えの桜に必要な肥料の種類と量
今度は肥料ですが桜にとってとても大切ですので、お伝えします。
鉢植えの桜の肥料のやり方です。
- 植え替えのときには肥料はいりません。
- 植え替えから1ヶ月後に肥料を始めます。
- 1年に4回、肥料をあげます。
鉢植えの桜の置き場所のコツ
次は植え替えが終わった鉢植えの桜を置く場所についてです。
日当たりと風通しの良い場所が基本です。
でも、風が強いところはダメ。
季節に合わせて場所を変えましょう。
夏は、東側や西日をさけるところに置きます。
地面に直接置かないでください。
根が地面に伸びてしまいます。
小さい鉢は棚の上に、大きい鉢は板やシートの上に置きましょう。
人工芝を敷くと、暑さや熱で枯れるのを防げます。
鉢の底に根が出ていないか見てください。
出ていたら、ハサミで切ってください。
鉢植えの桜が枯れるを防ぐ植え替えのポイントまとめ
桜の鉢植えを長く育てるには、鉢のサイズに気をつける必要があります。
苗木を買ってきた場合は、根鉢を崩さないように、1サイズ大きな鉢に植え替えましょう。
ただし、桜の鉢植えは根が回りすぎてから植え替えると根を傷め、木に負担をかけることになるので、苗の大きさに応じて4年を目安に植え替えを行いましょう。
放置すると根が詰まって根腐れや立ち枯れを起こし、木が枯れてしまいますので、注意が必要です。
また、桜の鉢植えは季節に合わせて置き場所を移動する必要があります。西日が当たり暑すぎる場所は避け、風の強い場所も注意しましょう。
植え付け直後は株が弱っているため、肥料は施さず、植え替える用土には肥料を混ぜず、根が落ち着いて芽が動き始めたら与えるようにしましょう。